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第7回教育ITソリューションEXPO(通称EDIX)参加レポート

2016年6月10日

7回教育ITソリューションEXPO(通称EDIX)参加レポート

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第7回教育ITソリューションEXPOに参加してきました。

 

2016年5月18日~20日「7回教育ITソリューションEXPO」が東京ビックサイトで開催されました。

当社も教育分野のICT化に取り組むベンダーとして、展示会場でのソリューション製品やサービスの調査・情報収集と、同時開催された基調講演や教育ITソリューション専門研修会を受講し、教育分野における最新の情報を収集して

参りました。その中から、実際に訪問した営業マンやSEの視点から主なものをご紹介して行きたいと思います。
訪問メンバーは、主に大学分野の担当者、教育委員会を担当する公共系担当者が、この3日間毎日2ー3名が参加しています。
ここでは、2020年に向かい小中学校の電子教科書導入や全小中高校に無線LAN環境の整備を目指すとされた教育委員会系の担当者から「キーワード」に沿ってご報告いたします。

  

 

 協働学習のこれからについて様々なことが検討されています。

 

5月18日 基調講演
ICT活用による「学校間協働学習」が学力向上に直結!

つくば市長 市原 健一 様

 

今回の1つ目の講演が、つくば市長様による基調講演でした。
つくば市は、国の研究拠点が多数ある恵まれた自治体です。ただ、学校ICT整備においては他の自治体同様、予算においても、利・活用においても、多くの課題を持っておられたようです。

まず、予算においては、行政・教育機関の連携が重要であり、教育の充実が街づくりに欠かせないという考えのもと、毎年少しづつ学校のICT化予算を確保しつつ、整備を進められました。
また、21世紀型スキル向上のツールのひとつがICTですが、ツールを入れただけではダメ。如何に使いこなすか、という課題解決に重点をおかれ、その活用・指導力の向上に注力されている点も非常に印象的でした。

 

そういった行政・教育機関の連携、活動が、つくば市の学校ICT教育の成果に表れていると感じました。

実際、講演の中で配信された動画コンテンツの中の児童・生徒の様子は、ICTを使ってしっかりとしたプレゼンテーションがなされていました。

思考力、理解力、コミュニケーション、プレゼンテーション 等、成績アップだけが学力向上ではないとされる現在の教育の在り方を市全体で具現化されていると感じました。

 

 

 小学生がプログラミング!に注目が集まっています。

5月19日 特別講演
「教育の情報化の動向」

文部科学省 生涯学習政策局
情報教育課長 磯 久生 様

 

2020年に向けた教育の情報化が目指すもの

3つの側面を通じた教育の質の向上が挙げられました。

1、情報教育 情報活用能力の育成(ICT化が進む社会のへの対応力の育成)
2、強化指導における情報通信技術の活用(情報通信技術を効果的に活用した分かりやすく深まる授業の実現等)
3、校務の情報化(教職員が情報通信技術を活用した情報共有によりきめ細やかな指導を行うことや、校務の負担軽減等)

 

その中で情報活用能力の育成においては、プログラミングに関する教育の推進が注目され、小中高等学校におけるプログラミングを含む情報活用能力の育成が重要とされています。
また、授業におけるICT活用の推進として、ICTを効果的に活用した授業の実現が求められいています。

 

1、ICTを活用した新たな学び(アクティブ・ラーニング等)を実現するための教育実践の開発
2、「デジタル教科書」の位置づけに関する検討として、2020年に向けて従来の紙によるものと同等に扱われるよう検討されています。
3、その他、遠隔教育や特別支援教育における活用の促進が進められています。

さらに、校務の情報化の推進し、先生の多忙感の減少、アナログ、手書き作業の効率化がすすめられています。

平成27年3月の学校ICT環境の整備状況

①教育用コンピュータ1台当たりの児童生徒数は、小学校で7.2人、中学校では6.4人、高等学校で5人、全体で5.0人と目標値:3.6人にはまだ遠い状況です。
また、その内の教育用タブレットは全体で、8.14%と増加しているようです。
②普通教室の校内LAN整備率は全体で86.4%となっています。これは2020年のデジタル教科書の導入に向けては100%の達成が必要となっています。

 

平成26年から取組まれている 教育のIT化に向けた環境整備4か年計画(平成26-29年)

単年度1678億円の地方財政措置が講じられているとされています。

また、今後の教育の情報化加速に向け、2020年に向けた教育の情報化に関する懇談会が設置され、「1人一台タブレット環境」と「堅牢な校務支援システム支援システム環境」によるデータの効率的活用、「スマートスクール」(仮称)構想等、地域×学校×ICTによる
地域・学校連携推進、貧困等による格差解消や地方創世への貢献に向けた方策などが検討されているようです。

 

今、関心が高いキーワード

プログラミング教育とEdTech(エドテック)だと言われています。
EdTech(エドテック)はEducation×Technolog(教育×テクノロジー)の造語。
教育とテクノロジーを融合させ新しいイノベーションを起こすビジネス領域を指し、従来の「eラーニング」から「EdTech」へと変化するデジタル教育市場が注目されています。

 

展示会場風景

展示場風景

学校教育にもグローバルな視点を!

 5月20日基調講演

「高大接続改革とアクティブラーニング現実」
~ICTを如何に活用するか~

講師:(独)日本学術振興会 理事長/中央教育審議会 前会長 安西祐一郎 先生

 

 

本講演では、未来に生きる子どもたちのための教育として「高大接続改革」というものを掲げられ、
なぜ「高大接続改革」が必要なのかに言及され、活動をされております。

 

1.世界が大きく変わってきており、グローバルな社会での活躍が必要となる社会の中で、
今、日本にはどのような教育体制が必要なのかについてご講演頂きました。
現在でも、教育現場には様々な課題が残されております。若年人口の減少、生産性の低下など、
日本経済を担う若者にとって厳しい現実が待ち受けています。

 

講演の中では、特に現状の日本の閉鎖的な教育ではグローバル社会に遅れをとってしまうことや、
もっとグローバルな視点を持ち、学習カリキュラムに取り組んでいくことが必要だということでした。


また、「主体性」「思考力」「判断力」「表現力」など
今後の多様な人々との協力していく社会では必須になっていくとのことでした。
その「主体性」「思考力」「判断力」「表現力」を身につける上でIT機器は非常に
有効な手段になり、活用しない手は無いということで学校に関わるICT活用についてを
ご講演されました。


学校ICTサポートしていく企業の立場としても、どうしてICTの導入が必要なのかを
より深掘りすることができる講義でした。今のこどもたちが将来の活躍するために
必要な「主体性」「思考力」「判断力」「表現力」を身につける必要があるという
大前提のもとICTの導入が必要になるということがわかりました。

また、午後からはICT支援員を導入するメリットについての講演をお聞きしました。
京都電子計算でのサポートに必要なことを改めて学ぶ場となりました。

 

展示会場風景

展示場風景2

ICT支援員の有効活用

5月20日 特別講演

第7回 教育ITソリューション EXPO 専門セミナー
106校を7人のICT支援員で盤石にサポート

江戸川区役所 教育委員会事務局 教育推進課 課長 柴田 靖弘様

 

江戸川区役所では106校と多数の学校に7人という少ない人員でICTに関わる支援を
行っているということでご講演されました。

 

実際には現場を熟知したサポート要員によるヘルプデスク体制や巡回体制が整っており、
日々のICT活用現場をサポートしているということでした。
現状ICT機器の導入などの取り組みが推進されている一方で現場でのICT機器活用方法の
多様性などがあり、活用の最適化まで至らないケースもあるとのことでしたが、
支援員の導入により、年間スケジュールを把握した上でのICT活用を効率的かつ効果的に
進めることができるとのことでした。今後もICT活用の場が増えていく教育現場での
心強いICT支援員のサポートが必要になってくるとのことです。


弊社でも現在ICT支援員の育成の為、支援員増員を目指しております。

 

展示会場3

学校ICT関連サイト

文部科学省

教育のIT化に向けた環境整備4カ年計画【パンフレット】

- 学校のICT環境を整備しましょう!-

文部科学省 学校教育の情報化推進サイト

 

お問い合せ

詳しい内容は、当社学校ICT担当

  岡住 眞和(おかずみ)までお問い合わせください。

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