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Hyper-V 2.0で実現するサーバ仮想化ソリューション
Hyper-V 2.0 強化ポイント
マイクロソフトのハイパーバイザー型*仮想化ソリューション「Hyper-V 2.0」は、コストパフォーマンスだけでなく、機能面も大幅な強化・改善が行われました。ここでは、「Hyper-V 1.0」からの主な強化ポイントをご紹介いたします。
*ハイパーバイザー型
ハイパーバイザ型は、ハードウェアのBIOSから直接仮想化ソフトを起動して、その上で仮想マシンを実行するタイプを指す。ホストOSの機能を介さずに仮想マシンの実行が行なえるため、ホストOS型に比べてオーバーヘッドが小さく済む。このため、パフォーマンスを必要とするサーバの仮想化でおもに用いられており、近年のサーバ仮想化の主流となっている。
Hyper-V 2.0の強化ポイント
Live Migration(ライブマイグレーション)
Hyper-V 1.0では、短時間で仮想ホストを移動する「クイックマイグレーション」(仮想ホストを一旦停止してからメモリ上で他のホストにコピーする)方式で提供されておりましたが、V2.0では、サービス停止しないままで変化するメモリ上の差分をコピーし、移動完了直前のメモリ分をコピーするタイミングだけサービスを停止する「Live Migration」という機能を追加いたしました。この機能で、サービス停止時間を最小限に抑えることが可能となりました。
Cluster Shared Volume (CSV)
Live Migrationを行うために追加された機能です。仮想マシンのディスクイメージを格納しておくストレージに対して新しく採用された機能で、「Cluster Shared Volume (CSV)」といいます。従来のフェールオーバークラスタでは、Hyper-Vの仮想マシンごとにSAN上のLUN(論理ユニット番号)を最低1つずつ用意しなければならなかったため、LUNを所有するクラスタノードからしかアクセスできなかった(つまり、複数ノードから同時にアクセスできなかった)。そのため、(障害発生時などに)ノード間で仮想マシンを移行(フェールオーバー)する際には、移行元ノードから移行先ノードにLUNの所有権を切り替える必要がありましたが、CSVとではその所有権の有無にかかわらず、クラスタに参加するすべてのノードから同時に、かつ同一のパスを使ってアクセスできるようになりました。上述したLive Migrationは、この「CSV」の機能があってできた機能となります。
コアパーキング対応
簡略した表現を用いれば、分散している処理を寄せ集めてCPU(コア)を余らせて、不要なCPUを停止させるようにした機能です。CPUの稼働状況に合わせて、他のCPUで動作しているサービス(システム)を余裕のあるCPUに移動させ、物理CPU(コア)を停止させることにより、消費電力を抑える(エコ対応)機能となります。
10ギガビット・イーサネットやジャンボ・フレームに対応によるネットワーク強化
ネットワーク・ストレージに仮想OSを配置した際にもパフォーマンスが低下しないように、10ギガビットなどの高速なネットワークにも対応しました。
パフォーマンスの改善による仮想ハードディスクの可変対応
Hyper-V 1.0ではサポートされなかった仮想OSのディスク容量変更に対応いたしました。V1.0は、ハードディスクの容量を固定化することでパフォーマンスを確保しておりましたが、Hyper-V 2.0で要領を可変させてもパフォーマンスが低下しないような改善を図った上で、ハードディスク可変にも対応いたしました。この機能は運用面を考える上で、大変重要な機能です。
仮想化環境の統合管理ツール System Center Virtual Machine Manager R2の提供
「System Center Virtual Machine Manager(SCVMM)」もHyper-V同様、R2として強化されました。
SCVMMの主な機能としては、
・仮想システムの全体管理
・仮想マシンの迅速な作成
・仮想化環境の柔軟な運用
・仮想化環境の移行と障害対策
です。
SCVMM R2での新たな強化ポイントとしては、「Live Migration」などのHyper-V 2.0でサポートされた新機能への対応のほかに「メンテナンスモード」と呼ばれる機能が追加されています。これは、ホストのメンテナンスを行う際にモードを切り替えるだけで、関連する他のホストに仮想OSが移動(マイグレーション)し、メンテナンスホスト上で仮想OSが動作しない環境を構築するためのものです。
これらの新機能やパフォーマンスの改善による対応強化によって、「Hyper-V 2.0」もお客様の実運用に耐えうる仮想化プラットフォーム製品のひとつになったかと思います。
昨今、サーバーハードウェアを構成するCPUやメモリなども仮想化を前提にしたアーキテクチャーを採用し始めており、物理サーバから仮想化サーバへの置き換えがより身近なものになってまいりました。
ただし、お客様で仮想化環境を検討・構築するには、まだまだ難しい局面もございます。「サーバ仮想化」を検討したいとお考えの際には、まず弊社窓口までお問い合わせお願いいたします。




